千葉県に拠点がある事業者様が、生産性向上につながる設備投資について補助金募集が開始しました。
生産性向上とデジタル化の相性は非常に良く、ぜひこの機会にDX推進をご検討ください。
1.「ちば中小企業 生産性向上・設備投資補助金」の内容
①補助対象者
千葉県内に補助事業を実施する事業所等を有する県内中小企業者等(みなし大企業は除く)
②補助対処経費
a:機械装置等の購入・製作・改良に要する経費
b:専用ソフトウェア・情報システム等の購入・構築に要する経費
c:a又はbの導入に直接必要な運搬・据付に要する経費
③補助金額
500万円以内(下限額100万円)
④補助率
補助対象経費の1/2以内
⑤募集期間
2023年12月20日(水)~2024年3月29日(金)
※予算が達成した時点で募集が終了するため、早いもの勝ちです。
2.本補助金のポイント
①生産性向上とは
本補助金は「生産性向上」がキーワードになります。
「生産性向上」に繋がれば、本補助金の趣旨と合致するため採択される確率が高くなります。
では、「生産性向上」とは具体的に何なのか。本補助金上では、以下のことを言います。
事業区分 | 内容 |
省人化 (業務効率化) |
中小企業者等が製品の製造工程又は商品もしくはサービスの提供過程を効率化することにより、従来よりも少ない労働力で、従来と同量以上の製品を製造し又は従来と同等以上の商品もしくはサービスを提供できるようになることをいう。 |
生産量の増大 | 中小企業者等が従来と比較して短時間又は少ない製造工程もしくは提供過程で、従来と同量以上の製品を製造し又は従来と同等以上の商品もしくはサービスを提供できるようになることをいう。 |
新事業展開・ 新商品開発 |
中小企業者等が新たな製品を製造し又は新たな商品もしくはサービスを提供することをいう。 |
②交付決定には審査がある!
事業再構築補助金やものづくり補助金と同様に、本補助金についても審査があり、審査で認められれば交付決定が下りるものとなっています。
審査は事業計画書の内容によって判断されます。
審査基準は①の区分に合致するかどうかや、どのように達成するのか、投資対象の必要性、実現可能性など、結構な審査項目があります。
これらを「網羅的に」「わかりやすく」「具体的に」事業計画書に落とし込んだものにしなければなりません。
③事業実施は2024年8月30日(金)まで
事業実施、つまりは設備等の導入、代金の支払を2024年8月30日(金)までに実施しなければなりません。
システム構築となると、開発スケジュールに制約があるため、事前にベンダー等に確認しておくといいでしょう。
3.生産性向上を狙ったデジタル化
生産性向上とは、結局のところ投入量(資材・時間・人など)を減らすか、産出量(生産量や獲得した収益)を増やすことが重要になります。
デジタル化であれば、何かしらの効率化によって生産性向上を容易に実現できる場合が多く、本補助金との相性は非常に良いです。
デジタル化による効率化について、ほんの一例ですが以下に記載させていただきます。
- 紙の電子化による情報共有時間の削減
- 製造工程、サービス提供の自動化による時間短縮または産出量の増加
- 経営資源の見える化による最適配置の実現
DXに関連する生産性については、こちらで詳しく解説しておりますので、もしよろしければご覧ください。
本補助金を活用したデジタル化について、「生産性向上」に繋がるかどうかも含めてアドバイスしますので、まずはお気軽に弊社までご相談ください。
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