こんにちは。中小企業診断士&ITストラテジストの唐澤です。
中小企業の経営者のみなさまは、DXやデジタル化に関して悩みを抱えていませんか?
「デジタル化が必要だと感じているけど、どこから手をつければいいのかわからない」「会社が急成長してバックオフィスが追いついていない」
こういった声をよく耳にします。
本記事では、そんな経営者の皆様に向けて、中小企業のDX推進における5つの秘訣をご紹介します。最新の動向を踏まえながら、わかりやすく解説していきます。
1. 経営戦略とDXを紐づける
DXを推進する上で最も重要なのは、経営戦略との紐づけです。単にITツールを導入するだけでは、真の意味でのDXとは言えません。
・自社の経営課題を明確にする
・その課題解決にどのようなデジタル技術が活用できるか検討する
・導入後の効果測定方法も事前に決めておく
以上3点を念頭に置いて、DXを進めください。
経済産業省の「DXレポート」(リンクはこちら)によると、約7割の企業でレガシーシステムがDXの足枷になっていると指摘されています。まずは自社の現状を正確に把握することから始めましょう。
2. 社内の理解と協力を得る
DX推進には、経営者だけでなく従業員全員の協力が不可欠です。特に、ITに不慣れな従業員への配慮が重要ですので、以下の3点を意識して取り組みましょう。
①DXの必要性や目的を全社員に丁寧に説明する
②従業員の声に耳を傾け、不安や疑問に答える
③段階的に導入し、従業員の負担を軽減する
中小企業基盤整備機構の調査(リンクはこちら)によると、DXを推進・検討している中小企業は31.2%にとどまっています。社内の理解を得ることで、この数字を上回る成果を出せる可能性があります。
3. 適切なツールを選択する
中小企業にとって、高額なシステム投資は大きな負担となります。自社に本当に必要なツールを見極めるために、下記3つのポイントを押さえてください。
①自社の業務フローを可視化し、改善点を洗い出す
②複数のツールを比較検討し、コストパフォーマンスを重視する
③導入後のサポート体制も確認する
総務省の「令和3年版 情報通信白書」(リンクはこちら)によれば、日本におけるクラウドサービスの利用率は68.7%に達しています。クラウドサービスは初期投資を抑えられるため、中小企業のDX推進に適しています。
4. 段階的にDXを推進する
一気にすべての業務をデジタル化するのではなく、以下の3つのステップで段階的に進めることが成功の鍵です。
・ステップ1:まずは一部の業務からデジタル化を始める
・ステップ2:成功事例を作り、社内の理解を深める
・ステップ3:PDCAサイクルを回し、継続的に改善する
5. 外部の専門家を活用する
中小企業では、社内にDX推進のノウハウを持つ人材が不足していることが多いです。そのような場合は、スポットで外部の専門家を活用する方法も有効となります。中小企業診断士やDXのコンサルタントに相談し、活用できる補助金などのアドバイスをもらいながら導入後フォローアップまでの支援を依頼することで、効果的にDXを推進することができます。
以上、中小企業のDX推進における5つの秘訣をご紹介しました。DXは一朝一夕には実現できませんが、これらの秘訣を押さえることで、確実に前進することができます。
弊社では、DX戦略の立案からDXツールの導入、導入後の業務定着化フォローまで、ワンストップで対応しています。また、弊社は補助金申請支援も行っておりますので、DXに活用できる補助金をご紹介させていただきながら、投資金額を抑えたDX化のご提案が可能です。
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