【kintone値上げ】どう対処すべきか徹底解説！！

サイボウズ社が提供するシュシュっとつくれるでお馴染みの「kintone（キントーン）」ですが、2024年の秋に価格改定されることになりました。価格改定でどう変わるのか、どう対処するのか徹底解説します。

１．kintone価格改定の内容（価格は税別）

上図のとおり、ライトコースでは1ユーザーにつき「780円から1,000円」、スタンダードコースでは1ユーザーにつき「1,500円から1,800円」の値上げとなります（機能などの変更なし）。

また、特に注意していただきたいのが、最低限契約しなければいけない最小ユーザー数が、一律で「5ユーザーから10ユーザー」に変更されます。これは、一部署で試験的に運用したい企業やそもそも利用者が10人に満たない企業にとって、kintone導入の大きな障壁となります。

サイボウズ社の値上げに関するご案内はこちらをご覧ください。

２．どれくらい負担が変わるのか

kintoneの値上げがついて、どれくらい負担が大きくなるのか以下でシミュレーションしました。

上表の通り、最小ユーザーに近い利用者数であっても負担が大きくなっていしまい、全社でご利用されている企業ではそのインパクトはさらに大きなものとなってしまいます。

３．どうしたら良いのか

以下、値上げに対する対処法について4点ご紹介します。

1. 値上げ前に契約する
   2024年9月までに年間契約をすることで、1年間は旧料金体系を適用することが可能となります。また、9月までに契約すると、10人以下の利用者数で2026年10月まで使用することが可能です。
   ただし、10月以降に利用者数など契約を変更すると最小ユーザー数10人が適用される点はご注意ください。
   （例：8ユーザーで使用していて、2024年10月以降で6人に変更したい場合、10ユーザーを契約しなければならない）
2. 補助金を活用して負担を軽減する
   kintoneはIT導入支援事業者によりますが、「IT導入補助金」の対象としているところがあります。当社でも補助金を活用して導入することができ、kintoneライセンス1年分を半額まで抑えることが可能です（加えて導入支援の費用なども対象になります）。その他にも、自治体が募集している補助金を活用できる場合がよくあります。
3. 利用シーンを増やして投資効果を高める
   kintoneの強みは、様々な業務に現場単位でアプリを作ることができることです。今回の値上げをきっかけに、より投資効果を高めるべく他の業務でも活用できないか検討することをおすすめします。外部の支援者を活用して改めて業務を見直すことも高い効果を期待できます。
   また、サイボウズ社によると今回の値上げは「運営全体の投資拡大」のためとのことです。今回の値上げをきっかけに、さらに便利な機能が追加される可能性もあります。
4. 別のノーコードツールを検討する
   現在注目されているのは、ピジョンクラウドやプリザンターがkintoneよりも低価格で利用することが可能です。
   しかし、これらはkintoneほどコミュニケーション機能が充実してなかったり、システム間連携や豊富なプラグインは使用できません。また、サイボウズほど手厚いサポートもないため、ある程度自力で導入できるITスキルが必要となります。そのため、予算や業務の状況に合わせて慎重に検討する必要があります。

４．まとめ

2024年秋に実施される価格改定は、kintoneの利用者・これから利用される方に大きな影響が出ます。すでに利用されている方は、ぜひこの機会にkintoneの利用について見直し、”使い倒せる”ように検討してみてください。

これから導入を検討されている方は、2024年9月までに導入を目指して検討を進めることをおススメします。特に限られた部門で試験導入される場合は、最小ユーザー数が5人から10人に変更になりますので、お気をつけください。

当社では、kintoneの導入に関するご相談を補助金活用含めてトータルで対応することが可能です。少しでもkintoneが気になっているのであれば、ぜひ値上げ前に一度ご相談ください。
kintone支援サービス紹介ページ：https://dx-migiude.info/lp-kintone/

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